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暮らしのコラム

薪ストーブのある暮らしを楽しむ

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの薪ストーブを楽しむ暮らし

こんにちは。iKKAの松野です。
さまざまな暖房器具がある中で、あたたかな炎に癒される薪ストーブに憧れる方は多いと思います。

薪ストーブのある暮らしって実際どんな感じかな?
薪ストーブのあるお家づくりで考えておきたいことってなんだろう?

など、薪ストーブをお家に導入されたOBさまの体験談も交えながら、薪ストーブのある暮らしをより楽しむための、ちょっとした心遣いと工夫についてご紹介したいと思います。

癒し効果のある薪ストーブ

薪のパチパチと燃える音、ストーブの中でゆらめく炎を見ていると、なんだか心まで温かくなり、落ち着いてきませんか?
炎には、“1/fゆらぎ”という癒しの効果があるそうです。自然の水の流れや雨音のように、一定のようでいて不規則である自然のゆらぎは、私たちにリラックス効果をもたらしてくれます。 また、薪ストーブの暖かさは輻射熱によるものです。輻射熱は、物体の中の方まで届く特徴があり、身体を「芯から温める」効果があります。
また、床や壁なども暖まるため、お家全体が心地良く暖かくなります。

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの薪ストーブのあるお家

薪の種類の違いと使用方法

薪はワンシーズンで、1t~2tほど使用します。
薪を調達するには、購入する、拾ってくるなどの方法があります。

購入する場合は、ホームセンター、ストーブを購入したお店、燃料店、森林組合などから買うことができます。
最近はインターネットでもたくさん販売していて、お家まで配達してくれるので便利ですよね。

また、拾って調達出来れば費用が抑えられますね。
拾ってきた木は、その樹種や大きさによって特徴があるため、使い分けるのがおすすめです。

針葉樹

ヒノキ、マツ、スギなど
繊維の密度が低く、油分があるため燃えやすいが、火もちが悪いので着火時に最適です。

広葉樹

ナラ、ケヤキ、カシなど
繊維の密度が高いので、火もちが良い。火が安定してきたら徐々に大きいものを投入していってください。

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの薪の集め方

基本的には、どんな樹木でも乾燥させてあれば薪として使用できます。(含水率15%~20%前後がよい)

日本では針葉樹はあまり使用しない方がいいという意見もありますが、その理由としては、針葉樹は燃えやすいため、大きな炎があがり庫内の温度が急上昇して、薪ストーブを傷めやすいからといわれています。
ですので、針葉樹は着火時に使用したり、くべる量を調節して使用するのが良いですね。
「針葉樹も使用可能」と明記されている薪ストーブもあるため、購入時にお店で確認しておくとより安心ですね。

乾燥させることが大切

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの乾燥させた薪

一般的に薪ストーブに使用する木は1年~2年程屋外乾燥させることが必要と言われています。薪割りをすることで、切断面の表面積が増えるので乾燥がしやすくなります。また、火の付きが悪いのは乾燥が十分でない可能性があります。

乾燥の目安

  • 市販の含水率計を差し込んで測ると20%以下になっていて、持つと軽い。(生木は50%)
  • 持ったとき、ひんやりした感じがしない(冷たく感じるのは水分があるため)
  • 叩くと乾いた高い音がする(打ち合わせるとカーンという拍子木のような音がする)
  • 色がくすんでいる(鮮やかな色は水分があるため)

などを参考にしてみてください。

お家全体を温める工夫

暖気を循環させる

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームのシーリングファンの効果

暖かい空気と冷たい空気はまざりにくいため、できるだけお家の中の空気を動かし、一か所に溜まらないよう循環させることが必要です。

通常空気は、温度の高い場所→温度の低い場所へ流れる性質があるので、室内の建具を開けておけば、自然と空気は移動し、それを繰り返すことでお家全体が温まっていきます。

ストーブの近くに扇風機を置いて、暖気が広がるように手助けするのもおすすめです。

また、天井に暖気が溜まりやすくなるので、天井付けのファンで足元へ循環させたり、写真のような室内小窓は二階へ暖気を届けることが出来ます。

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの薪ストーブのある設計

薪ストーブの温度をしっかりあげる

部屋やお家全体が暖まらない原因には、薪ストーブの温度を上げるための薪の量が足りていないことがあります。
一般的には薪ストーブに設置する温度計で、250度あたりをキープするように薪をくべると暖まりやすくなります。(適正温度はストーブによります)
また、薪の状態も十分に乾燥が出来ているか確認してみてくださいね。水分が多い薪では温度が上がりにくくなります。

灰をリサイクルする

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの薪ストーブの灰の利用方法

薪ストーブを焚くと、必ず出るのが、「灰」。捨てるとなると結構な量になり、大変ですが、実は有効活用する方法があるんです!

形が残っている炭はストーブ内に残し、さらさらの灰はスコップなどですくい、蓋つきの不燃性バケツに入れて、二日程度しっかり冷ましてから使ってくださいね!

  • 畑の肥料として使う(アルカリ性。カルシウムやカリウム、ミネラルを含んでいて、酸性に偏った土壌を改良する役割がある。)
  • 雪の上にまくと早く溶ける(黒い色が太陽の光を集めるため)
  • 山菜のアク抜きに(ふるった灰をまぶして熱湯をかけて一晩おく)
  • 台所用洗剤として使う(アルカリ性の洗剤になります)

作物によっては、酸性の土を好むものもあるので、適した肥料かどうか確認してから使用してくださいね。科学肥料を使わないでおいしい野菜ができたら、とっても嬉しいですね!

OB様の薪ストーブ生活

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの薪ストーブのある暮らし

お家に薪ストーブを導入されて5年になるS様。

S様のお家では、薪ストーブを購入したお店「薪遊庭」から薪を購入したり、ご自分で拾ってきたりして、薪を集めていらっしゃいます。
それを見ていたご近所の方が、「近くの木が倒れたよ」と教えてくださって、もらいに行くこともあるんだそう。
S様のお家にはお庭に出てすぐのところに、大小さまざまな薪が保管されています。

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの薪棚

この季節は、薪割りがご主人さまの休日の日課になって楽しんでおられます。

また、お庭には家庭菜園があり、灰は肥料として使っておられました。

S様は、お家の計画段階から、「薪ストーブのある暮らしがしたい」とお考えだったので、設計担当は薪ストーブの特徴を考え、お家全体が温かくなるようにとお家づくりをしていきました。

「薪ストーブってストーブの近くだけが温かいんじゃないかな?」と思われることも多いですが、暖かい空気は上へ上へと昇るため、きちんと空気の流れを作ってあげれば、お家全体を暖めることができますよ。 寝室に設けた小窓とシーリングファンの効果で、「夏は涼しく、冬もあたたかく過ごせたよ!」と喜んでくださっています。

滋賀で注文住宅を建てる工務店のiKKAダイコーホームの薪ストーブで暖まる女性

iKKAでは、薪ストーブの導入をされる場合、暖かさがお家全体に行き渡るように間取りを考えたり、薪を置くスペースも考慮してお家の設計をさせていただいております。
間取りをきちんと考えてあげると、薪ストーブのある暮らしを快適に楽しむことが出来ますよ。

炎が安定するまで見守ったり、薪をくべたり、灰の片付けをしたりと手間がかかるのも事実です。
しかし、それ以上に与えてくれるものも多い薪ストーブ。

そんな薪ストーブのある暮らしをお考えの方は、iKKAに相談してみてくださいね!