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省エネルギー住宅

省エネルギー住宅を考えるためには、まず、お家のエネルギー消費とは何かを考える必要があります。お家のエネルギー消費というと少し難しく感じますが、お家の燃費性能というと分り易いのではないかと思います。

以前、車は馬力(速さ)や広さ(快適性)などが重要とされてきました。
その為、必要以上の馬力(速さ)や広さ(快適性)が求められましたが、現在、最も大切な事は、燃費性能と言われています。
これは、車両の購入価格を考えるだけでなく、維持していく上での経費(ガソリン代)を考えていることが分ります。

この考えをお家でも計画しようというのが、お家のエネルギー消費です。
お家のエネルギーとは光熱費や水道代などのランニングコスト。
冷暖房や給湯設備、照明などの設備機器が消費するエネルギーを合算して算出されるのが一次エネルギー消費量といいます。

エネルギー消費を考える上で大切な事は、お家のエネルギーは何に使われているのかを知ることです。

お家の中で多くのエネルギーを消費するのが「冷暖房」で、もっともエネルギーを逃がしている(損失)のが、開口部である事が分ります。

省エネ性能の高い住宅とは、このエネルギー消費を抑えることのできる住宅のことをいいます。

冬場は、室内の暖かい空気が逃げないようにし、夏場は外からの熱が室内に入らないようにすることで、少ない冷暖房のエネルギーでお家を快適な環境にします。他にもLED照明や、高効率設備を使用する事で、お家の光熱費を削減できます。省エネルギー住宅は、エネルギー消費量の少ない燃費性能の高いお家といえます。

省エネルギー住宅は、エネルギー消費を抑えるだけではなく、夏涼しく、冬暖かく、お風呂やトイレといった場所も一定の気温が保たれることにより、ヒートショックによる健康被害が少なくなります。また、結露によるカビやダニの発生を抑えられ、ハウスダストによるアレルギー反応も抑えられます。結露による柱や梁といった木材の腐朽や建材の劣化も抑えられることから、住む人にとっても、家にとっても快適な環境を作ることができます。つまり、「省エネルギー住宅」=「快適な住宅」なのです。

省エネルギー住宅を建てよう!

省エネルギー住宅を実現するためには、断熱、日射遮蔽、気密の3つが対策の柱となります。

断熱

断熱とは、外との熱の出入りをさえぎり、熱が伝わらないようにすることです。
住宅の断熱性能は、「外皮平均熱貫流率」(UA値)で示されます。住宅の外皮(床、壁、窓など外気と接している各部位)から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。数値が小さいほど省エネ性能が優れています。

日射遮蔽

夏に室内の温度が上がる最も大きな要因が、外部からの日射熱です。そのため、夏は、日射を遮蔽し、室温の上昇を抑えることで、冷房に必要なエネルギーを削減することができます。

住宅の日射遮蔽性能は、「冷房期の平均日射熱取得率」(ηA値)(イータエー)で示します。入射する日射量に対する室内に侵入する日射量の割合を、外皮全体で平均した値をいいます。数値が小さいほど省エネ性能が優れています。

気密

お家の隙間が少ないことを気密が高いと言います。お家に隙間があると、その隙間から空気が出入りすることで熱も出入りします。この熱の移動を少なくするために隙間を減らすのが気密対策です。

省エネルギー基準

住宅の省エネルギー基準は1980年に制定され、1992年、1999年に改正・強化されました。さらに、2013年には住宅の外壁や窓などの「外皮性能」に加えて、設備の性能や省エネ基準を総合的に評価する「一次エネルギー消費量」が基準に加わり、建物全体でエネルギー消費量を減らす基準が導入されました。現在は2016年に公布された「平成28年省エネルギー基準」が基準となっています。日本全国を気候条件に応じて8つの地域に分け、その地域区分ごとに基準値が示されています。

HEAT20基準

HEAT20とは「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」のことで、省エネルギーと室内温熱環境の質の観点から「目指す目標像と要求水準」としてG1・G2・G3の3つの断熱性推奨グレード値が提案されています。

地域区分ごとの基準UA値が設けられており、滋賀県は、草津市、守山市、近江八幡市の3市は6地域、それ以外の地域(大津市、栗東市、高島市等)は5地域に区分されています。HEAT20の基準は、その地域によって体感温度が概ね10℃~15℃を下回らないように設定されています。

私たちiKKAは5地域(大津市)において「HEAT20 G1」のグレード値である「UA値0.48 W/(㎡・K)」を満たす断熱性能にてお家づくりをご提案しています。※物件や条件により異なります。