木造軸組構法
iKKAのお家は、「木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)で創られています。
日本で古くから用いられてきた伝統工法で、柱(縦の構造材)に梁(横の構造材)を組み合わせて建てることから「軸組み工法」と呼ばれたり、「在来工法」「伝統工法」とも呼ばれます。
歴史ある神社やお寺なども木造軸組工法で建てられています。
木造軸組工法は、RC造や2×4工法に比べ、木材の長さや組み合わせ方次第で柔軟な設計が可能です。狭小地や変形地での建築、解放感ある大きな窓など、設計力を生かしたお家を創ることができます。
人の手で創る「ものづくり」
私達の創るお家は一棟一棟すべて異なります。
お家づくりは、住まい手の豊かな暮らしを創る為に、土地探しから間取りの設計、お家を組み上げる工事工程まで、試行錯誤しながら創りあげていきます。
いい家を創りたいという想いを持った人々が協力し、もっと良い設計、もっと良い収まり、もっと心地よい空間があるのではないかと日々検討を重ねて創りあげていく「ものづくり」です。
そんな家づくりには、柔軟な家づくりを可能にできる木造軸組工法は最適だと考えています。
木のぬくもりと暮らす家
木造軸組工法は、室内だけでなく壁の中までお家全体が木で出来ています。
「木の香りがしますね」と、見学会にご参加いただいた方からそういったご感想をいただくことが多くあります。
また、現し(あらわし)といって構造体の梁や柱を見せて仕上げる空間づくりはお部屋に木の優しい表情がプラスされ、素材感も楽しめます。
人工物で囲われた空間より、木で包まれた空間にいると何だか落ち着きませんか?
木には科学的にリラックス効果があることも分かっています。
柔軟な耐震計算が可能
木は日本の高温多湿な気候風土に合っていて、湿気を吸収・放出して湿度を一定に保つ機能があり、日本では昔から主流な建築材料として使われてきました。
木は「しなりやすく軽い」ため、地震の揺れを受け流し住宅に加わる力を吸収して小さくしてくれるという特徴があります。地震大国である日本で、木造の神社などが100年以上建ち続けているのはこのような理由からです。これは、コンクリートや鉄骨にはない「制震」という特徴です。
それに加え、耐震計算をしっかり行うことで、より安心できる地震に強い住まいを創ることができます。
耐震性を高めるためには適切な場所に、バランスよく耐力壁や筋交いを入れる設計が必要です。
豊かな暮らしのために、住まい手と密に打ち合わせを重ねた世界にたったひとつのお家は、間取りも千差万別。
ひとつとして同じ間取りがないように、構造もひとつとして同じものはありません。
私達は耐震等級3を基準として、間取りに合わせた柔軟な耐震計算を全棟で行っています。
10年、20年後の暮らしも見据えて
永く住まうお家だからこそ、暮らしに合わせた間取りへリフォームを行う可能性もあります。
コンクリートで創られたRC工法のお家や、面の壁でつくる2×4のお家に比べ、木造軸組工法はリフォーム工事が容易です。
私達は、10年、20年後まで見据え、可変性のある暮らしが楽しめるようにと考えています。