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遮熱対策

断熱材で止められない「熱」があります。

遠赤外線などの熱線によって伝わる熱のこと。太陽の陽射しを浴びると、気温が上がっていなくても、身体が暖かくなるのが輻射熱です。「物質を介さず温度の高い方から低い方へ熱が伝わる」という熱移動です。

しっかりとした高気密・高断熱のお家なのに「夏、家が暑い」という現象の原因は、この「輻射熱」が大きいと言われています。
輻射熱は赤外線なので、断熱材が熱を吸収してしまいます。そのため、暖められた断熱材が熱を放出し、温度上昇をもたらします。

太陽が沈んだ夏の夜でも室内が暑いのは、赤外線で熱を含んだ断熱材が熱を放出していることが原因。赤外線を反射することで太陽熱をしっかり遮断。夏も涼しい住まいに。

輻射熱を反射する「遮熱シート二重張り」

赤外線高反射タイプの遮熱シート両面張り断熱材。遮熱シート(アルミ箔)の高い赤外線反射率によって、夏季の遮熱に効果があります

断熱材に両面張りされた遮熱シートは赤外線を高反射し熱を大幅にカットします。外張り断熱工法は断熱材で家全体をすっぽり包み込むため、屋根、壁からの日射熱を隙間なく遮断します。
また、アルミ箔で包まれた室内は冬は暖めた熱を閉じ込めてくれます。

熱貫流量実験
遮熱シートのある断熱材と、無い断熱材で伝わる熱量を比較しました。

遮熱シートのある断熱材と、無い断熱材で伝わる熱量を比較した図

夏季の外壁を想定した試験では遮熱シート(アルミ箔面材)の効果により熱貫流量が大幅に削減されました。(約48%削減)
アルミ箔面材は水蒸気や紫外線等から断熱材のウレタンフォームを保護するほか、難燃性の向上も期待できます。

冬の暖房費だけでなく、夏場の冷房費や熱中症対策もしっかりと行うことで、永く安心して暮らせる住まいとなります。