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家づくりお役立ちコラム

2025年最新「子育てグリーン住宅支援事業」新築住宅補助金

新築の補助金制度「子育てグリーン住宅支援事業」について

こんにちは。iKKAの太田です。

令和6年11月29日、補正予算案が閣議決定され、新たな住宅の補助金「子育てグリーン住宅支援事業」が発表されました。

子育て世帯または若者夫婦世帯が、高い省エネ性能 を有する住宅を取得する場合、1戸あたり最大160万円を補助しますというものです。160万円という住宅補助額は、過去最高額です。

補助金制度を上手に利用して、地球に優しく、家計に優しいお家を建てましょう。

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滋賀で注文住宅なら工務店のiKKAダイコーホーム

iKKA(いっか)は滋賀県大津市にあるダイコーホームが行う、注文住宅を主とした工務店+設計事務所です。

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子育てグリーン住宅支援事業とは

「子育てグリーン住宅支援事業」は、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、設立されました。

教育費など、どうしても支出の多くなる子育て世帯の省エネ住宅購入の後押しになるとともに、お家をつくっては壊し、またつくるという時代から長く住み続けられるストック型へ移行を目指しています。

【新築住宅補助金】子育てグリーン住宅支援事業のサイト
< 子育てグリーン住宅支援事業 国土交通省HP >

カーボンニュートラルについて

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引きゼロにすることを指します。
日本では、2020年10月に「2050年までにカーボンニュートラルを目指す」ことを宣言しています。

これは並大抵の努力では実現できず、国や自治体、事業者だけでなく、国民ひとり一人が省エネ意識を持つことが必要とされています。

新築補助金とカーボンニュートラルについて

家庭から排出する二酸化炭素のほとんどは、“日々の電気利用などの光熱費”から出ると言われています。また、“建物の解体”の際にも大量の二酸化炭素が放出するいわれています。

一人一人が“省エネに関して少しでも意識すること”、“永く住み続けることのできる住まいにすること”が大切な自然環境を守ることにつながっていきます。
未来の地球のためにも、お家づくりをされる際にはぜひ一緒に考えて計画していきましょう。

省エネルギーな住まいづくりを考えることは、家計に優しく、快適に暮らすことにも繋がります。
iKKAでは、設計段階でご自分のお家の省エネシュミレーションも出来ますので、気になる方はご相談下さいね。

補助金の内容に関して

「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金内容に関してまとめた表がありますのでご覧下さい。
まず、今回の目玉となるのが1戸あたり160万円の補助金が受給される「GX志向型住宅」となります。

子育てグリーン住宅支援事業の概要(国土交通省HPより)

 対象住宅補助額
すべての世帯GX志向型住宅 160万円/戸 
子育て世帯等
 
 
 
長期優良住宅建替住宅等の除去を行う場合100万円/戸
上記以外の場合80万円/戸
ZEH水準住宅建替住宅等の除去を行う場合60万円/戸
上記以外の場合40万円/戸

GX志向型住宅

GX志向型住宅とは、優れた断熱性能と高効率の設備を導入し、太陽光発電などの活用で年間のエネルギー消費量をゼロにする住宅を指します。 GX志向型住宅とするためには、下記の①~③に全要件の適合が必要です。

①断熱等性能等級6以上
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率35%以上
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上

(※寒冷地、低日射地域、多雪地域、都市部狭小地等 太陽光発電に不利な環境下での建築については③の要件に関して緩和処置有。)

住宅性能としては断熱等性能等級6以上が必須条件となります。

iKKAでは断熱等性能等級6以上のお家づくりを基本としております。あとは高効率の設備とHEMSの導入によりGX志向型住宅を適えることができますので、取得希望の方はお気軽にご相談下さいませ。

その他条件に付きましても下記表にまとめております。

 GX志向型住宅長期優良住宅ZEH水準住宅
断熱等性能等級6以上5以上5以上
再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量削減率35%以上20%以上

20%以上

再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率

100%以上

「ZEH水準住宅」に関してが少しややこしいのでご注意ください。「ZEH」では再生可能エネルギーと合わせた一次エネルギー消費量の“実質ゼロ以下”が求められるため太陽光パネルの設置が必要となってくるのですが、今回の「ZEH水準住宅」では太陽光パネルの設置はなくても大丈夫です。

注意点

以下の住宅は、原則対象外となります

  1. 「土砂災害特別警戒区域」に立地する住宅
  2. 「災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)」に立地する住宅
  3. 「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは2戸で規模1000㎡超の開発によるもので、市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅
  4. 「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)」に該当する区域に立地する住宅

つまり、長く住み続けられるお家であるよう、需要のある住宅 かつ 最低限の安全が確保されたお土地でのお家づくりが条件となります。

山や川など自然に囲まれた環境でのお家づくりは、補助金対象外となる可能性があります。とは言え、自然豊かな環境には四季や安らぎを楽しむといった他にはない魅力あります。補助金目的で「理想の暮らし」を見失うようなことがないようにして下さいね。 しっかりと理解をして、進めていきましょう。

補助金が貰える人は?

太陽光パネルを設置することでより地球温暖化に貢献が見込めるGX志向型住宅に関しては全世帯が対象となりますが、長期優良住宅とZEH水準住宅につきましては子育て世帯・若者夫婦世帯のみが受けることができます。

これは昨今の物価高騰の影響を大きく受けてしまう世帯への支援となります。
該当する方は、当初の予算では適わなかった省エネ性の高いお家を建てるための費用、そして「家計の負担を軽減すること」と「長く住めるお家にすること」に是非使ってもらえると嬉しいです。

①子育て世帯:18歳未満の子を有する世帯
②若者夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

例であげると、

■夫29歳、妻34歳、子供なし → 〇該当
■夫45歳、妻43歳、子供1人(6歳) → 〇該当
■夫42歳、妻42歳、子供なし → ×非該当

となり、該当する場合は、長期優良住宅とZEH水準住宅の補助金を給付することが出来ます。

太陽光パネルは家族構成や生活スタイルによって経済効果が大きく異なり、世帯によって10年で投資回収が出来るご家庭もあれば、20年、30年掛かるご家庭もあります。

そのためGX志向型住宅よりも長期優良住宅、ZEH水準住宅の方が経済メリットの出る方々もおられますので、ご家庭に合った省エネ住宅をご検討くださいませ。

子育てグリーン住宅支援事業の申請期間は?

-申請時期-

2025年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)

-申請の流れ-

お住まいの設計 → 工事請負契約 → 建築確認申請受領 → 地盤改良工事 → 着工 → 〈新築の場合〉基礎工事完了 → 『補助金申請』

つまり、2025年度中でのお家の基礎工事完了が申請条件になるということです。
工事請負契約=申請条件 ではないのでご注意くださいませ。

「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金が利用できる工務店

子育てグリーン住宅支援事業の補助金交付申請は、あらかじめ事業者として登録をした工務店(住宅事業者)が行います。

もちろんダイコーホームは事業者登録が完了しておりますので補助金の利用が可能です。 事業者登録をしていない工務店(住宅事業者)では、子育てグリーン住宅支援事業の補助金は利用できませんので注意してくださいね。

「子育てグリーン住宅支援事業」の詳細については、< 子育てグリーン住宅支援事業 国土交通省HP >でご確認くださいね。

最後に

総予算額2,250億円(※GX経済移行債を含む。)となる当支援金事業ではございますが、過去の住宅支援事業では申請殺到により予算がなくなる事例もございます。

その後継である「子育てグリーン住宅支援事業」もあまりのんびりしていると補助金が受けられなくなる可能性があります。特にお土地探しからお家づくりされる方につきましては、余裕をもってお声がけ頂けると幸いです。

iKKAでは工程や申請のサポートもしております。お気軽にご相談下さいね。

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