こんにちは。iKKA寺本です。
私事ではありますがこの春、長男が中学校を卒業し、高校生になります。
長女と次男も成長し自分で出来ることが増え、少しずつ手がかからなくなってきました。
自分が高校生の子供を持つ親になったことにあまり実感はありませんが、家族のかたちというか、関係性は少しずつ変わってきていると感じることが増えました。

子供たちは自分のコミュニティをつくり、家にいる時間が減りました。
小学校に入学してからは習い事などもあり、家にいる時間は減っていましたが、送り迎えの時間がなくなり、親が一緒にいる必要性が減ったように思います。
少し寂しいような、誇らしいような、、、

まぁよい変化だと感じることと言えば、夫婦2人で過ごす時間が増えたこと。だと思います。
最近の悩みは、今まで子供たちに使っていた時間で何をするか?でしょうか。
そんなことを思いながら、先日iKKAでお家を建ててくださった、Tさまのお家にご訪問させていただきました。
そこで感じたのは、“何もしないことが出来ること。”(表現の仕方が難しいですね。)の贅沢さです。

お引渡しのあとの何気ない暮らしのお話を聞かせていただく中でTさまにとってお家は、ただ体を休めるための場所ではなく、精神的な休息や未来への活力を得られる場所なんだと感じました。
お休みの日に、ショッピングや友人と出かけたり、遊びに行くこともよいと思いますが、特別なことをしなくても、朝起きて、朝ごはんを食べて、となんでもない休日を過ごすことで、“よい一日だったな。”と明日への活力を感じられる。
お話をされているTさまご夫婦もTさまのお家も、僕はとても魅力的に見えました。

なぜ、そんな暮らしをおくることが出来るのか?
これは僕の個人的な考えですが、
あったかい寒いはもちろん、心地よいと感じる場所、素材感、天井の高さや光の入り方、照明の計画、生活動線、外とのつながりなど、建築に関わるあらゆることが適切に設計されていることは、工務店なら出来ていて当然のことで、
何より大切なことは、
・自分たちにとって大切なものはなにか?
・いい家とはなにか?
を、一生懸命考えることなのかなと思います。
今まで考えたことも無いことを考えるのは、すごく難しいことです。
でも、そんな難しいことを僕たちiKKAと一緒に乗り越えていけたからこそ、今の暮らしがあって、その積み重ねに僕は魅力を感じるのだと思います。
人生の後半戦へ向けて、お家づくりの重要性を再認識できたすごく良い時間でした。
Tさまありがとうございました。