こんにちは、iKKAの久保田です。
年が明けたと思えばもう3月に入り“二月は逃げて走る”ということわざの速さを実感しております。
私は寒さには弱いのでこの勢いで早く暖かい季節になってほしいです。

自宅でもウサギやモルモットと暮らしているため年中エアコンをつけて過ごしてますが、それでも足元や部屋によって温度が全然違うので、iKKAのOB様のお家を訪問させていただいた際は毎回室温の快適さに感動させられます。
訪問の際に電気代もお伺いしているのですが大体1万円前後とおっしゃって頂く方が多く、光熱費の高騰が続く中つくづく断熱性能は大切だと実感しています。
国としても今年の4月から着手する物件に対しては省エネ基準への適合が義務化になり、性能の良いお家じゃないと建てられないという流れになってきています。
iKKAのお家は元々ZEH水準を上回る性能値があるので、新たに断熱材を増やしたり窓の性能を高めたり仕様を変更する必要はないのでそこは良いのですが、建築基準法の改正もあって申請の手続きに要する時間は増えそうです。

標準仕様で十分性能は問題ない為、私は設計としてお家の性能を生かすため、なるべくお家全体をつなげられるような間取りを意識しています。
細かく部屋同士を間仕切るのではなく、玄関や洗面、書斎や階段、吹抜けをLDKとゆるやかに繋げてあげることでその空間まで空調を効かせられるのはもちろんのこと、お部屋としても開放感や広がりを生むことが出来ます。最近の建築価格の高騰から建物をコンパクトに作っていく流れにもマッチしています。
繋げるときは単調な印象にならないよう、床や天井の高さに変化を出し、繋がっていても空間としては違う雰囲気になるよう工夫したり、

玄関からLDKが見えすぎないよう壁や製作家具の配置を検討したりします。

吹抜けを作ると空調の効きを心配される方が多いとは思うのですが、性能が良いお家だとむしろその逆で、吹抜けを介して冬はリビングのエアコンだけで2階も暖めることが出来たり、夏は2階の個室のエアコンをつけて扉を開けておけば1階も涼しく出来たりします。

また、ゆるやかに空間を繋げてあげることで直接見えなくても家族の気配やぬくもりが感じられる、性能だけではない心地よさも作ることが出来ます。
iKKAでは、いつの時代でもずっといいと感じていただけるお家づくりをしています。それには、間取りだけでなく性能もとても大切な要素です。どちらが欠けてもダメで、工夫次第でお互いをより活かす事も出来ると思っています。
ご家族にとって、“ずっといい”と感じるお家づくりを一緒に考えていけると嬉しいです。