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家づくりお役立ちコラム

2024年最新「子育てエコホーム支援事業」新築住宅補助金

こんにちは。iKKAの太田です。

令和5年11月10日、補正予算案が閣議決定され、新たな住宅の補助金「子育てエコホーム支援事業」が発表されました。

子育て世帯または若者夫婦世帯が、高い省エネ性能 を有する住宅を取得する場合、1戸あたり 最大100万円 を補助しますというもので、これからお家づくりをされる皆さまにとって、とても嬉しい内容となっています。

今回は、その補助金制度の内容についてご紹介させていただきます。

子育てエコホーム支援事業とは

当補助事業の目的は、省エネ性能の優れた新築住宅、また省エネリフォームを補助することによる、2050年のカーボンニュートラルの実現になります。

子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅購入の後押しになるとともに、省エネ住宅の取得を促進することで、お家をつくっては壊し、またつくるという時代から長く住み続けられるストック型へ移行を目指しています。

< 子育てエコホーム支援事業 国土交通省HP >

そもそもカーボンニュートラルって何…?

カーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理等による「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにするための取り組みを指します。工業化以前(1850~1900年)と比べ、約1.1℃世界の気温が上昇し、このまま地球温暖化が続けば、気候危機にも繋がる恐れがあると予測されています。

家庭から排出される二酸化炭素は決して少なくは無く、その6割は電気の利用によるものになります。ゴミを廃棄する際にも温室効果ガスは発生するため、なるべく物を捨てずに永く使うことも大切です。

国や自治体、事業者だけでは達成できず、国民ひとり一人が省エネ意識を持つことが必要とされています。

お家づくりでカーボンニュートラルの為にできること

  • 断熱性能を高め、冷暖房による消費電力を抑えること
  • パッシブ設計を行い、自然のエネルギーを上手に利用すること
  • 太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入すること
  • HEMS・省エネ家電などにより節電すること
  • メンテナンスをして永く住み続けられる家を建てること
  • 緑を育てる、緑を増やす

などたくさんあります。

断熱性能 や 省エネ性能を高めることは、家計に優しく、快適に暮らせるお家の要素の一つです。それだけではなく、私達の暮らしに豊かさを与えてくれる大切な自然環境を守ることにもつながります。

お家づくりをされる際には一緒に考えて計画していきましょう。
実際の省エネシュミュレーションもご相談下さいませ。

補助金の内容に関して

「子育てエコホーム支援事業」の補助金内容に関してまとめた表がありますのでご覧下さい。

まず、気になる補助金額に関してですが、長期優良住宅であれば『100万円』、ZEH住宅(強化外皮基準かつ再エネを除く一次エネルギー消費量▲20%に適合するもの)であれば『80万円』の補助金を給付することができます。

子育て世帯・若者夫婦世帯による住宅の新築(国土交通省HPより)

対象住宅補助額
長期優良住宅 100万円/戸 (※50万円/戸)
ZEH住宅
(強化外皮基準かつ再エネを除く一次エネルギー消費量▲20%に適合するもの)
80万円/戸 (※40万円/戸)

※ただし、以下の(i)かつ(ii)に該当する区域に立地している住宅は原則半額となります。
(i) 市街化調整区域
(ii) 土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域 に限る)

ZEH住宅に関してが、少しややこしくありますが、概括にお伝えするとZEH住宅と言っても必ず太陽光パネルを設置しなければいけないわけではありません。
性能レベルがZEH基準を満たしていれば該当しますので、iKKAのお家であれば全棟クリアしておりますのでご安心下さいませ。

注意点


  1. 延べ面積が50㎡より小さな住宅、240㎡より大きな住宅は原則‶補助金対象外”。
  2. 土砂災害特別警戒区域又は災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)に立地している住宅は原則‶補助金対象外”。
  3. 市街化調整区域に立地している住宅は原則‶半額”
  4. 土砂災害警戒区域又は浸水想定区域に立地している住宅は原則‶半額”

つまり、長く住み続けられるストック型住宅の普及を測るため、最低限需要のある住宅 かつ 最低限の安全が確保されたお土地でのお家づくりが条件となるようです。

田舎でスローライフを考えたい方は、補助金対象外または半額となる可能性ございます。とは言え、自分も田舎育ちでしたが、田舎には田舎の魅力がぎっしりと詰まっております。補助金目的で「理想の暮らし」を見失うようなことがないようにして下さいね。 しっかりと理解をして、進めていきましょう。

補助金が貰える人は?

子育て世帯・若者夫婦世帯のみが受けられる補助金であることにも注意が必要です。

①子育て世帯:18歳未満の子を有する世帯
②若者夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

例であげると、

■夫29歳、妻34歳、子供なし → 〇該当
■夫45歳、妻43歳、子供1人(6歳) → 〇該当
■夫42歳、妻42歳、子供なし → ×非該当

となり、該当する場合は、補助金を給付することが出来ます。

昨今の物価高騰の影響を大きく受けてしまう子育て世代・若者夫婦世帯に対しての国からの措置制度になります。

該当する方は、娯楽のためのお金ではなく、当初の予算では適わなかった省エネ性の高いお家を建てるためのお金、そして「家計の負担を軽減すること」と「長く住めるお家にすること」に是非使ってもらえると嬉しいです。

子育てエコホーム支援事業の申請期間は?

-申請時期-

2024年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)

-申請の流れ-

お住まいの設計 → 工事請負契約 → 建築確認申請受領 → 地盤改良工事 → 着工 → 〈新築の場合〉基礎工事完了 → 『補助金申請』

つまり、2024年度中でのお家の基礎工事完了が申請条件になるということです。
工事請負契約=申請条件 ではないのでご注意くださいませ。

「子育てエコホーム支援事業」の補助金が利用できる工務店とできない工務店があるのにご注意下さい

子育てエコホーム支援事業の補助金交付申請は、あらかじめ事業者として登録をした工務店(住宅事業者)が行います。

もちろんダイコーホームは事業者登録が完了しておりますので補助金の利用が可能です。

事業者登録をしていない工務店(住宅事業者)では、子育てエコホーム支援事業の補助金は利用できませんのでご注意してくださいませ。

「子育てエコホーム支援事業」の詳細については、< 子育てエコホーム支援事業 国土交通省HP >でご確認くださいね。

最後に

2023年に行われた子育て世帯・若者夫婦世帯が高い省エネ性能を有する新築住宅の購入に、最大100万円の補助金を支給する「こどもエコすまい支援事業」では、上限100万円という高額な補助が受けられたため、マイホームを購入する世帯から申請が殺到し、2023年12月末が期限でしたが、9月で終了しました。

その後継である「子育てエコホーム支援事業」もあまりのんびりしていると補助金が受けられなくなる可能性があります。特にお土地探しからお家づくりされる方につきましては、年明けから余裕をもってお声がけ頂けると幸いです。

iKKAでは工程や申請のサポートもしております。お気軽にご相談下さいね。