ブログをご覧いただきありがとうございます。
設計の木原です。
いよいよ2020年がやってきますね。
2000年代になったあの頃、時代が大きく変わる節目な感じがありました。
あれからもう20年。
その2020年も大きな節目だと思います。
2000年代の流行が何だったか調べてみると、
iモード、ハリーポッター、ipod、IT革命から始まり、
2000年代終りにはiphoneの発売、フェイスブックなどのSNSの時代の幕開け。
検索結果には懐かしいと感じるキーワードがたくさんありました。
インターネットのレイメイ期を学生として過ごしていた私にとっては、
ウインドウズ95からiphoneやフェイスブックなどの流れまでの変わりようはすごく、
インターネット上での人と人とのつながりがここまで可能性を広げ、
ビジネスにも繋がり、コミュニケーションのとり方まで大きく変わる事を
実感しながら過ごせた時代だったのだなと思います。
「お家づくりは楽しい」
この事をここ1・2年で感じることが増えてきました。
なぜかなと考えると、SNSの存在が少なからずそうさせているのかなと感じます。
「インスタグラムのタイムラインをスクショして、それをまとめて」
としていると、自分の趣味嗜好が客観的にわかり、
作りたい家づくりが間接的ではありますが、直接考えることができます。
これらは簡単に情報取得できるので、話題が広がります。
もちろんお施主様とのお打ち合わせの際には、様々なインターネット情報は
プロの目線を持って、メリットデメリットをはっきりとお話しています。
そうすると、抱えている悩みも色々とクリアになり、新たな一面を知ることもでき、
深いお家づくりができます。それがいつの間に楽しい家づくりになっていると思います。
皆さんのタイムラインに私達iKKAのインスタグラムページが表示されているなら、
おそらく私達が提案するお家づくりに少なからず共感を持ってもらえると思います。
共感する部分が重なると、みなさんの関心あるものが自然とご提案につながり、
そうするとよりお家づくりって楽しいと感じてもらえるはずです。
これからの情報テクノロジーの進展は、
「ずっといい家」を考える上でも、多少なりとも関わってくる
ポイントだと言えると思います。それは、AIやインターネットの世界が、
生活の身近なところまで来ると、人が感じる豊かさとは何かといった哲学的であり
本質的な部分に光があたるからです。
そういう時代になるのが分かっているからこそ、
情報テクノロジーやネットワークとは少し距離を置き、
人同士のコミュニケーションの重要性が増すのかなと感じています。
そう考えると、一番身近な存在である自分と家族とのコミュニケーションはより重要になり、
自分(家族)との居場所になる家も今より更に重要になるからです。
設計者としては、その空間を豊かなものとして提案していきたいと考えています。
豊かだと感じるとき、そのふとしたものは何かなと考えてみると、
それは時間なのかもしれません。
過ごしていく時間を感じることができるとき。相手と過ごす大切な時間。
それを日光や風、植物、自然素材のものと言った、身近なもので
空間全体で感じることができれば、すごく貴重で豊かな体験だと思います。
そういうものはすごく身近すぎて、そこにあるのが当然と感じているものでもあります。
これからの社会だからこそ、その部分を見つめて行きたいものです。
無垢素材で作ったものは、経年変化し、色の深みが増します。
キズはいつの間にか思い出に変わり、メンテナンスをしていくと愛着に変わります。
そして何より、人が思いを込めて作ったお家には温かみがあると思います。
一方で、日々の掃除は掃除機ロボットや食洗機に任せるなど自動化し、
寒い暑いと感じたら自動センサーで空調管理されるなど、
便利で効率よく過ごす工夫も当たり前になってきています。
どちらの良さも取り入れたハイブリッドな生活はすぐそこまでやってきています。
ただ、どんなに便利な時代になっても、お家づくりに
とことん向き合う姿勢はブレずに保っていきたいです。
この10年間で、お家づくりはどのように変わるのでしょうか。
これから楽しみです。
みなさんで楽しんでいきましょう。