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家づくりお役立ちコラム

愛犬と暮らす家づくりで考えておきたいこと

こんにちは。iKKAの松野です。

みなさまは、「犬」や動物たちと暮らされたことはありますか?

iKKAでお家を建てられる方の中にも、現在愛犬と暮らされていたり、近々迎え入れる予定の方も多くいらっしゃいます。

愛犬がのびのびできる暮らしを求めて、他府県から滋賀県に移り住まわれる方もいるんですよ。

(写真)iKKAスタッフのお家

iKKAスタッフも犬や猫、うさぎ、ハムスター、ニワトリなどなど、動物と暮らしている家族が多く、わたし自身も子供の頃から犬、猫、うさぎ、インコなどが常にいる家で暮らしてきました。

今までは、一般的な間取りのマンションや戸建てだったので、人間の暮らしを中心としたつくりの家に、脱走防止のゲートを設置したり、棚を並べて猫が運動できるようにしたりして暮らしてきました。

そんな中で、もとの間取りより狭くなってしまったり、人と犬が快適に思う室内温度に差があったり、もっと外の景色を見せてあげたいなぁ、走り回らせてあげたいなぁと思うこともありました。

“動物達と暮らすことを考えた家づくり”は、人と動物達がお互いにとってストレスが少なく、心身ともに快適な暮らしをおくれる家づくりをすることだと思います。
注文住宅は、ご家族それぞれにある暮らしのご希望や工夫を取り入れられるので、そんな家づくりに最適だなぁと感じています。

今回は、動物の中でも、「愛犬と暮らす家づくり」について考えてみたいと思います。

ドッグトレーナーさんにもお話をお伺いしたので、これから犬と暮らす家をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

既に犬がいる場合は、犬の性格をまとめておく

(写真)iKKA OB様の平屋のお家

犬にもそれぞれ性格があり、兄弟でも全く違ったりもします。

ずっと一緒に暮らしてきた中で、何が好きで、何が嫌いか、何がストレスになるのか、などを書きだしておくと家づくりに役立ちます。

また、それを設計士に伝えながら家づくりの打ち合わせをしてみてください。

例えば、人や子供が苦手な性格なのに、来客が良く通る場所に犬の寝床があったらどうでしょうか。きっと犬にとって落ち着かない寝床となってしまいます。

また、お散歩が大好きでいつも玄関から飛び出してしまう子の場合、門をつけたり、ドアを2段階設けて外に出るつくりにすることで、安全面の対策になります。

愛犬と暮らす家の2重になった玄関ドア

通学中の子供達の様子を窓から見るのが好きな犬や、小鳥を見るのが好きな犬もいます。
逆に、外が見えることで落ち着かない子もいます。
その場合はお庭が見えるくらいでもいいかもしれません。

「見る」ということは、退屈をしのぐ刺激にもなるので、お留守番が多いご家庭では特に大切に窓位置を考えてあげたいですね。

(写真)iKKA OBさまのお家。リビングからフラットに繋がるデッキテラスはわんちゃんもお気に入り

新しく犬を迎える予定の人は、まずその犬種について調べてみましょう

成犬になったらどれくらいの大きさになるのか?は、間取りを考える上で大切です。

大型犬の場合は、犬の大きさもさることながら、トイレやベッドも大きくなりますし、大きなペットフードの袋や日用品を置いておく場所も必要となります。

(写真)iKKA OBさまのお家 愛犬のケージスペースの上には犬のお洋服をかけれる小棚を。

逆に大人になっても小さな犬もいるので、柵の間をすり抜けてしまったり、段差で転んでしまわないように、など気を付けたいこともあります。

また、その犬種はどういった国で生まれた犬なのか?も知ることが必要です。

寒い国の犬種は、毛が密集して生えていたりするので、夏は暑がりやすく、冬は暖房の温度が低い方が快適の場合もあります。また、鼻が短い犬は暑さが苦手だということも多いです。

暑がりの子には、温度に合わせて移動できる涼める場所を設けてあげるなどができます。

土間やタイルを床に使ったり、室内間で窓を設けてエアコンが廊下にも届くように検討したり、空調の種類を検討したり…。

暑さ、寒さは健康を左右するので、きちんと考慮してあげたいですよね。

同じ空間内でも床材をかえることで、わんちゃんが寝そべるとひんやりしたり、暖かかったりするので、空調の温度を変えなくてもわんちゃんが移動して体温調節しやすくなります。

老犬になったときの介護も考えると、大型犬の場合は抱きかかえても通れる廊下や扉の幅であったり、小型犬の場合は室内の段差をどうするか?など検討できます。

個体差があるので一概にはいえませんが、おおまかな犬種の傾向は知っておくと家づくりに役立ちます。

MIX犬の場合はどんな成犬になるかが難しいのですが、しっぽの形で和犬の血が入っているのかな?と憶測できたり、足が大きい子犬だったら大きめの成犬になる?などで想像できたりもしますよ。

犬と過ごす時間について考えてみる

(写真)お子さまとわんちゃんが思いっきり遊べるようにと、1階に土間スペースを広く設けた「大谷の家」

日々の生活を送る上で、わんちゃんとどのような時間を過ごしたいのか?どのようなルールを設けたいのか?などを具体的に想像してみてください。

例えば、

・寝るときは一緒に寝るのか?犬用の寝床を設けるのか?
・食事の時はどこにいるイメージなのか?
・来客の時はどこにいてほしいのか?
・お留守番の時間はどれくらいなのか?
・お散歩をする環境は土?アスファルト?
・休日の過ごし方は?

などなど。

(写真)iKKA OBさまのお家。わんちゃんたちは、目の前の琵琶湖で泳いだり、とても楽しそう。

具体的に想像することで、必要な間取りや設備が出てくることもあります。

外でしかトイレが出来ない、というわんちゃんのために、雨の日でもできるよう屋根のあるテラスの一部に水で流せるトイレスペースを設けてあげたりもできますね。

キッチンに入ってほしくない場合は、あらかじめキッチンは別に個室で作るということも。

ドッグトレーナーさんのご自宅では、来客時にわんちゃんが落ち着くまで一時的に入っていてもらうドッグルームを設けておられました。サークルよりも、わんちゃんがさっと入れるので便利なんだそう。

犬と人は、違う生き物だということを知っておくことも大切です

家族の一員である犬ですが、人間とは違うことも多くあります。

タマネギを食べると中毒を起こす危険があること。
食べてはいけない庭の植物もあること。
耳も、鼻も、とても良いこと。
身体能力が高いこと。

危険なことが何なのか?そばに人がいなくても、犬は分かるのでしょうか?
やはりそれは難しく、物理的に危険な状況に合わないように対策が必要だと思います。

大きな犬になると、3メートルの塀でも駆け上がれることも。
登れる、という経験をさせてしまうとチャレンジしてしまうので、低めの塀にする場合でも家族が見守れるときだけ外で遊ばせて、登る前に止める、というルールを家族で決めましょう。

力も強いので、リードフックやゲートの根元は壁の補強が必要です。

また、床暖房は人間にとっては気持ちよくても、床に近い犬にとって暑いこともありますので、床全体ではなく、部分的に施工することを検討したり。

違う生き物であることをきちんと理解した上で、お互いが心地よく暮らせる工夫をしていくことが犬と暮らす家づくりの難しさでもあり、楽しさでもあると思います。

家族が笑顔でいられれば、わんちゃんも嬉しいはずです。そこはきっと通じ合えると思っています。

(写真)わんちゃんが走り回れる芝生のドッグランを設けた「日枝の家」

家づくりと合わせて行いたいこと

犬とのコミュニケーションを学ぶことで、より暮らしの幅が広がります。

ドッグトレーニングは犬とのコミュニケーションをとる方法のひとつです。

家づくりでさまざまな安全対策や、犬の老後への備え、日常生活の快適性をつくることはできても、そこで暮らすのは飼い主さんとわんちゃんです。

ドアから出るときは、一度お座りをしようね
お散歩から帰ったら足を洗う決まりにしようね
老後のために、スロープを歩く練習をしようね
など、

愛犬とコミュニケーションをとって教えたり、楽しく遊んだりしていってほしいなと思います。

思っていた場所で寝てくれない。。使ってくれない。。

なんてことも出てくると思いますが、犬にとっても何か思惑があったり、教えてあげる人側の問題だったりすることもあります。

おおらかな気持ちで気長に、臨機応変に、対応してあげてほしいです。

(写真)iKKA OBさまのお家。のんびり過ごす、OBさまと愛犬。

お話をお伺いしたドッグトレーナーさんの言葉で、

「やっぱり、どんなに居心地がいい場所を作ってあげても、犬は人がいるところにいつの間にか来ていたりします。家族と一緒にいたいんですね。そういう気持ちがあるのも、忘れないでおいてほしいと思います。」

と言っておられました。

犬と人が心地よく、楽しく暮らせる住まいづくり。土地探しを始め、間取りや素材選びなどなど、お手伝いさせていただきます。愛犬と共に、楽しんでくださいね!

\お気軽にご相談ください/

大型犬と暮らす家


「大型犬と暮らす家」iKKA Concept House>>

「大型犬との暮らし」は、身体が大きい分、考えておきたいことがたくさんあります。お土地探しをはじめ、安全性も考慮し、1頭1頭違う愛犬の特性に合わせたお家づくりをしてあげることで、よりのびのびと楽しく暮らすことができます。犬と人が共に楽しく過ごす毎日のために、「大型犬と暮らす家」を一緒に考えてみませんか?