こんにちは。iKKAの松野です。
先日、こだわりがいっぱい詰まったお家に遊びに行ってきました。
建築工事に永く携わってこられた建築主さんが、「自分が本当にいいと思う家を建てたい!」と、10年ほど前に作られた、遊び心があふれるお家です。
そのお家で気になったものがありました。
それがこちら。梁や天井に施された電気の配線です。

これは、「碍子(ガイシ)引き配線」という配線方法で、ガイシとは、白い筒状の部分の事。
昔の民家(50年以上前)に主流だった配線方法で、見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
昔の電線は布製だったため、このガイシで壁から電線を浮かせて配線し、配線の絶縁性を高めていたんだそう。この工法だと、配線の見た目にも気を使わないといけないし、作業もとっても時間がかかります。
このガイシ引き配線、現在ではほとんど用いられなくなった施工法なのですが、
古民家再生やリノベーションが一般的になってきたこともあり、「魅せる配線」として、レトロな雰囲気を醸し出せると好んで施工される方も増えているそうです。

また、このガイシという絶縁体は陶器で作られているのですが、このガイシを集めるマニアもいるんだとか!有田焼や、家紋が入ったものなどいろいろあるんですよ!
この配線方法は、現在の電気工事士さんで出来る方は少なく、今では職人技になっているんだそう。電気の配線にまでこだわりを持つ職人さんに、お家作りの面白さやロマンを感じました。
現在のお家では、天井の中に見えないように配線をしています。なので、普通に暮らしていると、電気の「配線」についてあまり注目する機会がないですよね。
iKKAの電気屋さんも、見えなくなる配線もきれいに施工されるので、先日の小林のブログ「建築中には見えてこない工程も大切に」に通じるものがあるなと感じます。
「完成したら見えない工程も大切に」という感じでしょうか。
設計士や監督、職人さん達の会話の中には、マニアックだなぁと思うこともあります(笑)が、みんなお家作りが好きがゆえのこだわりなんだと、改めて感じました。ぜひ、お打合せの際には、いろんな話を聞いてみてくださいね!