こんにちは、iKKAの高橋です。
肌寒さが残りつつも、時折感じる暖かな陽気に春の訪れを感じます。
暖かくなると体を動かしたくなり、先日比叡山で登山をしてきました。
比叡山に入る前の道に、穴太衆積みという石垣があります。
穴太衆積みとは、「穴太衆」と呼ばれる石垣職人たちが作った石垣のことを呼ぶそうです。
見た目は石の大きさが整っておらず、凹凸があり、荒々しく感じたのですが
石垣に使っている石全てが自然石を加工せず組み上げられているそうです。
なぜ今も穴太衆が作った石垣が残っているのか気になり、調べると
織田信長が比叡山を焼き討ちにし、燃え尽きてしまった建物を家臣が後始末をしている時
石垣を崩そうとしたのですが全く崩れなく、残ったことで穴太衆の技術が高く評価されたそうです。
今でも新名神高速道路と歩道の間の壁の構造に穴太衆積みが採用されています。
構造の強さで言うと、コンクリートブロック擁壁を造るよりも1.5倍以上の耐荷力があると証明されています。
お城の石垣として400年以上前から続く技術が現在も色褪せずに通用するということに感銘を受けました。
また私達現代人も、良い技術や伝統はしっかり受け継ぎ未来に繋げていくことが大切だと思いました。
これからも身近にある素晴らしい技術や出来事に気付けるように日常の当たり前を見逃さないように過ごしたいと思います。