こんにちは、iKKAの小林です。
今年は昨年に比べ雪が多かった冬のような気がします。
同じ滋賀県でも、湖北と湖西、湖南地域で雪の振る量が全然違います。
みなさまのお住まいの地域はいかがでしたでしょうか。
お家づくりをしていくなかでも
雪が降るか降らないかは大きなポイントとなります。
雪の重さ
雪の重さは以前のブログでもお伝えしましたが、
厚み1cmで約2kg/㎡あり、雪が多く降る地域では何層にも積み重なることで約3kg/㎡にもなります。
例えば
屋根の大きさが20坪あり、雪が10cm積もった場合には1,300kg~2,000kg程度の重さがお家にかかってくることになります。
雪以外にも
構造の視点から身近なもの考えてみると
意外に興味深く、構造に親しみが湧いてきます。
重さでよくご相談をいただくのがアップライトピアノです。
重さは約260kgとなります。
かなり重たい印象ですが、実は身近なものでもっと重たいものがあります。
本棚の重さ
例えば、本棚です。
よくある一般的な本棚のサイズで、幅1.6m×高さ1.8m×奥行30㎝に本をいっぱいに詰め込んだ場合、なんと重さは約500kgにもなります。
一冊が大したことのないものでも数が集まるとかなりの重量となるため、
事前にお家のどこに収納するかを考えておけると安心です。
ユニットバスの重さ
もっと重たいものとしては、お風呂があります。
ユニットバスの重量は、約700kgとなります。
実際にはお湯を張るため、どれだけの量を入れるかで変わってきますが、
満タンにした場合で約300kgが追加となり、全体では1,000kgもの重さになります。
生活の中で接している一つひとつのものに重さがあります。
お家全体でみると、木造2階建ての30坪程度の大きさで約70tの重さになります。
身近にあるものを一つひとつ数値化していくと今まで見えていなかった力の流れが見えてきます。
身近な生活の中から構造を考えることで、お引渡しをする時点のことだけを考えたお家づくりではなく、10年後、20年後の生活のことも考えたお家づくりが大切だとより感じます。
よりよいご提案ができるように様々な視点から考えを深めたいと思います。