こんにちは。iKKAの松野です。
iKKAでは、OB様のお引渡し後の暮らしがよりよくなるよう、お家のアフターサポートにも力を入れています。
お引渡し後、1年、3年、5年、10年、15年にお伺いして、プロの目からお家のチェックをする定期点検の他に、追加の工事のご相談や、ご自身で行うメンテナンスのサポートなども行っています。
今回は、OB様邸にて、板塀(ウッドフェンス)の塗り直しにお伺いしましたのできれいに塗るコツや注意する点をご紹介したいと思います。ご自分で塗り直しされる際の参考にしてみてくださいね。
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板塀(ウッドフェンス)の塗り直しの目安
板塀(ウッドフェンス)の塗り直しの目安は、周辺環境や塗料の種類によっても変わりますが、通常は3~5年ごとに塗り直しをおススメしています。
退色が著しくなってきたときや、汚れが目立つようになってきたら塗り直し時期です。
iKKAの板塀(ウッドフェンス)は、木部保護塗料といって木材の防虫、防腐・防カビ効果のある塗料を使用しているので、定期的に塗り直すことで効果が長持ちしますよ。
板塀(ウッドフェンス)の塗り直し/準備するもの
- ハケ(広い面用と細かい面用があると便利です)
- 手袋、軍手(手の保護用)
- バケツなどの容器(塗料を入れるため)
- 養生テープやポリシート、段ボールなど(塗料のこぼれやはみだしを防ぐ)
- 塗料(iKKAの板塀はキシラデコールを主に使用)
板塀(ウッドフェンス)の塗り直し/塗料を選ぶ
iKKAでおすすめしているのは、「キシラデコール」という塗料です。建築時にはキシラデコールを塗っているので、同じ塗料で塗り直していただくと色が馴染みやすいですよ。
キシラデコールは、塗膜を作らず、木材に浸透するタイプの塗料です。
内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮してくれ、色味の鮮やかさだけでなく、その効果を持続させるためにも、定期的な塗り直しをおすすめしています。
ホームセンターでも購入することができる塗料で、ウッドデッキ材にも使用しています。板塀(ウッドフェンス)に使用する際は、「屋外木部用」の「油性」と記載されているものを選んでくださいね。
今回のお家はウォルナット色を使用しました。お家の板塀がどの色なのか分からないときは、iKKAまでご相談くださいね!
Step1.板塀(ウッドフェンス)をきれいにしましょう。
板塀全体を乾いた布等で拭き、表面についた砂などを落としてください。
ひどく汚れているときや、長く塗装をしていないとき、カビなどの汚れがひどい場合はサンドペーパーや高圧洗浄機を使ってきれいに落とします。
水洗いをした場合は最低1日以上はしっかり乾燥させてから塗装してくださいね。
湿度や気温にもよりますが、しっかりと乾燥させるには24時間程度必要なので、お天気を確認してから塗り始めてくださいね。 また、塗り直しの際は、一度塗りだけでもOKです。よく雨に塗れる場所や、日が当たる場所には二度塗りをしておくと長持ちします。
Step2.きれいに仕上げるには養生が大切
塗装を始める前には「養生」といって、塗料がついてほしくない部分をビニールなどで覆う作業を行います。
養生用品は、ホームセンターで購入することができます。
マスキングテープやポリシート、テープに養生用ポリシートがくっついているマスカーというものもあります。
細かいところはマスキングテープがおすすめです。
写真のように、淵にマスキングテープをしっかりと貼り、その上からマスカーで覆うと全体をしっかりと養生することができますよ。
今回のお家では、板塀にインターホンやポスト、表札などが設置されていましたので、その部分もしっかりと養生を施しました。
また、塗料がたれてしまっても汚れないように、床にも広めに養生をしてくださいね。
養生の範囲が狭いと、たれた塗料を気付かずに踏んでしまっていて、移動の度に養生のない部分が汚れてしまうということになりかねません。
床の養生にはマスカーや段ボールがおすすめです。 靴も汚れてもよいものを履いておくと安心です。
Step3.細かい箇所から塗り始めましょう
新しいハケを使用する際は、抜け毛がよく出てしまうので、使用前に軽く抜け毛を取ってから使ってくださいね。
基本的には、裏面や細かいところから塗っていきます。
大きい面を塗るときにむらを馴染ませることが出来るので、塗りむらができにくくなります。
今回は、板と板の隙間から塗っていきました。
木の木目や、節、小口(木の断面)は塗料をよく吸い込むので、きちんと塗れているか確認しながら進めてください。
キシラデコールは、底に顔料がたまりやすいため、開ける前にはよく振り、塗装中も定期的に棒で混ぜながら塗ると、色が薄くなってしまうことを防げます。
Step4.広い面は塗りムラに注意しましょう
職人さん曰く、右効きの方は、右の方から、左効きの方は左から塗り始めるといいとのこと。
ひとハケで塗れない長いものを塗る場合、途中で塗料の繋ぎ目が出てきます。この繋ぎ目となる箇所を払うように塗り繋げていくときれいに仕上がります。習字の払いのイメージです。
また、塗ったところが完全に乾いてしまう前に、塗り広げていくと、塗りムラが出にくくなります。手早く進めていけるように、数人で行えるといいですね!
Step5.乾燥は24時間程度を目安に
塗り終わったら、塗料がたれていないことを確認し、養生テープをそっとはがします。
湿度や気温にもよりますが、しっかりと乾燥させるには24時間程度はしっかりと乾かしてくださいね。
色が薄くなっていた箇所が目立たなくなり、きれいなウォルナット色が蘇りました!
汚れがひどいときは、塗る前に高圧洗浄機や、やすりで磨いてから塗装することもあります。
そろそろかな、と思われた方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
分からない、心配事があるときはいつでもiKKAにご相談いただければアフターサポートをさせていただきます。