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家づくりお役立ちコラム

輻射熱で芯まで温かに。ペレットストーブ

こんにちは!iKKAの松野です。

最近ぐっと寒くなってきましたね。
朝のニュースを見ていると、年末の寒さになっている地域もあるとのこと!
みなさま、暖かくしてお過ごしくださいね。

寒くなってきて暖房器具をつけると、乾燥や、足元が冷えることで冷えのぼせを感じるようになり、なにかいい暖房器具は何かないかな、と探していました。

暖房器具には「温風式」と「輻射式」があります。

家にある暖房は温風式で、暖めた空気を室内に循環させることで温める仕組みになっています。暖かい空気は上へ昇る習性があるので、どうしても足元に冷気が残ってしまいがちです。

輻射式は、赤外線を放出し、壁や床などを暖める暖房器具です。

火の近くにいるときの、あの芯から暖まる心地良さは「輻射熱」(ふくしゃねつ)といって、高温の固体から低温の固体へと直接伝わる熱のことです。
輻射熱で暖める暖房器具は、その間の空気に関係なく熱が直接身体や床に伝わるため、芯が温まるんですね。太陽の日差しと同じです。

冷えのぼせなどを解消しようと思うと、輻射式の暖房器具がいいなと思いました。

輻射式には、薪ストーブやオイルヒーター、ペレットストーブなどがあります。

我が家には猫がたくさんいるため、飛び乗ってしまう危険があり、本体が高温になるものは使用できません。
また、猫たちのストレスになるので、できれば大規模な工事もしたくない。でも、十分な暖房能力はほしい。

普段の生活パターンや、使い勝手を考えて、ペレットストーブの導入を決めました。

そこで、ペレットストーブについてご紹介しようと思います。
気になっておられる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ペレットストーブとは?

ペレットストーブとは、燃料に木質ペレットという固形燃料を使用する暖房機器です。

本体にペレットを入れておくタンクがあり、少しずつペレットを燃焼室へ送り出すことで長時間燃焼してくれます。薪ストーブと違って、電源を使用するものが多いです。

燃料である木質ペレットが環境に優しいという点や、ペレットの扱いが簡単であること、煙突の設置が薪ストーブと比べて簡単で煙も少なく、都市部の住宅でも設置しやすいという利点があります。

ペレットストーブで使用するペレットは、日本の森林を整備することで発生する間伐材や木屑・廃材等を再利用して製造されるリサイクル燃料(木質バイオマス燃料)です。

これまで廃棄するのみだった資源の有効活用ができると、自治体によっては助成金制度も導入されているんですよ。

ペレットストーブの選び方

ペレットストーブにもさまざまな種類が出ていて、
自然対流のもの、温風もでるもの、調理にも使用できるもの、薪兼用のものなどなど。

●自然対流か、温風が出るものか?

自然対流のものは燃焼部全体が暖まってから、じんわりと家全体が暖かくなります。風が苦手だったり、より静かな器具がいいなというお家には、自然対流のものがおすすめです。
また、使用時間が短めのお家や共働きのお家は、輻射熱と合わせて温風がでるものがおすすめです。
夜に帰宅後に、なるべく早くお家を暖めれるようにしたい場合は温風が出るものがいいですね!

●タイマー着火か、手動着火か?

タイマー着火式は、早朝に自動で着火し部屋を暖めておけるので便利ですね。タイマー消火機能があるものもあります。

ただ、ペレットストーブは毎回少量ですが、灰を片付ける必要があります。消してから本体が冷めるまで(30から45分くらい)は灰を片付けることができません。生活パターンを考えて選んでいただいた方が良いですね!

わたしの場合は、仕事から帰って、寝る前までつけておくつもりなので、灰を片付けられないと考え、タイマーは必要ないかな、となりました。

●ペレットの種類もチェックしよう

燃料となる木質ペレットには種類があり、基本的には、ホワイトペレット、全木ペレット、バークペレットの3種類です。
「ホワイトペレット」は樹皮を除いた幹の部分のみで作られたペレットです。「全木ペレット」は樹皮まで含めて作られたペレット、「バークペレット」は樹皮のみで作られたペレットです。樹皮の含有量が多いほど発熱量は小さくなり燃焼灰は多くなります。海外製のものには、ホワイトペレットのみ使用可の機種もあるので、あらかじめ調べておく方が良いと思います。
良質なペレットを使用することで、灰のメンテナンスも楽になり、長持ちするという利点もあります。

●暖房能力はお部屋に適切なものを

一番悩んだのは、どのくらいの暖房能力のものにするかでした。
機種のカタログには、必ず何畳用と記載されています。
お家の性能によっても違いますし、吹き抜けなどの作りや、お住まいの地域の気候によっても違います。エアコンや他の暖房器具と併用して使うという場合も考えて検討したほうがいいと思います。

大は小を兼ねると思いがちですが、暑いからといって常時小火力で燃やすよりも中火力程度で使用できる方が効率よく暖まる場合も。

また、販売店では実際に火をつけてみれるところもあるので、足を運んでみるのもおすすめですよ。

お家づくりの段階で導入を決めている場合は、効率よく暖まるよう間取りを考えることができるので、相談してみてくださいね!

次回は、実際に使用してみた感想や、使い方についてお伝えできればと思います!

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