こんにちは
iKKAの野村です。
9月も半ばが過ぎましたね。
朝晩は過ごしやすい気候になりましたが、日中は暑い日が続いています。
この気温の差に体調を崩さないように気を付けていきたいですね。
少しずつ日暮れの時間が早くなり、秋の気配を感じ始めた初秋の休日を利用して
二条城で行われた「時を超える:美の基準」という展示会に行ってきました。
日本初の国際博物館会議(ICOM)の開催を記念し、二条城にて日本の
現代美術作家による展覧会の開催ということでした。
本展覧会のテーマは「歴史との対話」。
日本における歴史の変遷の舞台となった京都、その京都で色々な出来事が起こった
二条城の歴史ある空間と対峙・対話という考えのもと、この場所が選ばれたようです。
展示物は絵画や彫刻、映像など多種多様で沢山の人が拝観に来ていました。
展示スペースは二の丸御殿台所で一部作品を照らす照明以外は基本的には
自然光のみなので日中でも中はとても暗かったです。
こちらは看板にも出ていた名和晃平さんの「PixCell Deer#52」という作品で
ガラス球で覆われた鹿の剥製のようです。
正直なところ、どういった経緯や考察でこのような展示品になったのかを
理解することは難しいですが、展示品の見せ方や空間の使い方には少しながら
感じるものもありました。
大げさかもしれませんが厳かな雰囲気があり、自然と背筋が伸びていました。
今回は歴史的建造物と現代美術の作品群とがあわさった空間で貴重な体験ができました。
古いものと新しいものの融合、言葉では簡単ですが実践することは難しいと思います。
例えばスカイツリーは五重塔の制振システムを現代の制振技術に応用したそうです。
建築業界でも日々、このような進化を続けています。
私たちiKKAも古きもの、新しいものそれぞれの本質を見極めてより良いところを
吸収してこれからのお家作りに役立てられるように努めていきます。