ブログをご覧いただきありがとうございます。
設計の木原です。
今年は雪が降らなかったので、少し物足りない冬でしたねと
ブログ記事にしようかと思っていたのですが、
とうとう私の住む地域で雪が降りました。
夜は何もなかったのに、朝起きたときには一面銀世界で
除雪車が家の前を通っていてびっくりしました。
でも雪の量が足りないので、今年は子どもたちと雪山に行けそうにないです。
やはり今年の冬は少し物足りないものになりそうです。
さて話は変わりブログタイトルに戻すと、
「ずっといい家を作っていくためには何をすればよいのだろう。」
そのようなことを考えていくことが増えてきました。
その中で、素材の事をより深く理解してくため
生産者の話を伺ったり、どのようにして使うのかを調べ、
時間の経過とともにどのように変化し、お手入れ方法はどうするのかなど
調べると学ぶことは多いです。
調べるたびに新しい気付きがあり、知らないことはたくさんあるのだなと感じます。
最近は、そのもの自体がいつからどのような経緯で使われていたのか、
今はどうなっているのかを意識するようになりました。
ずっといい家を作っていくためには、いいお家をみて感じて、
良質な素材を知り、時間の経過と扱い方を理解する。
そして、失敗したときはそれを繰り返さないこと。
改善していくことをやめなければ、ずっといい家を目指すことができるのかなと思います。
その中で参考になるのは、昔のお家や神社などの建物、
ヴィンテージ家具を見て行くことです。
それらは過去の歴史があるので情報に厚みがあり、
少ない時間でもある程度は学ぶことができます。
先日お引渡しをさせていただいたお家では、衣類収納の扉に籐編の建具を採用しました。
真鍮のつまみはバランスを考えて加えることにしました。
そして下の写真、TV台の扉も籐編の引き戸を採用しました。
これらは北欧家具で見られる、籐編の良さを取り入れました。
控えめな素材だけど、編み込むというハンドワークで温かみがあるので、
iKKAのお家にもよく合います。
程よく風通しがあるので湿気がこもらないのもいいところです。
ウェグナーという北欧の家具デザイナーの家具で見かけることがあるので参考になりました。
ブログタイトルにした
「ずっといい家を作っていくためには何をすればよいのだろう。」
どうすればいいかを考えるだけでなく、多くを学び、実践して、
よいものを作っていく。こういうことなのかなと思います。
そして、住まい手の方に喜んでもらえると、私達のモチベーションも上がりますし、
その情報や思いが次に活かされて、ずっといい家がたくさんできていきそうです。
それらが可能になるようにしっかりと実践していきたいです。