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スタッフブログ

お家を重さから考えてみる

こんにちは、iKKAの小林です。

最近の冬は
雪があまり積もらないイメージですが、
今年はどうかと気にしていたら
もう1月が終わりそうですね。

少し前まで冬といえば
よく雪かきしていた記憶があり、
特に何層にも雪が降り積もった後の
雪かきが大変だった印象があります。

雪の重さは
厚み1cmで約2kg/㎡あり、

雪が多く降る地域では
何層にも積み重なることで
約3kg/㎡にもなります。

例えば
屋根の大きさが20坪あり、
雪が10cm積もった場合には
1,300kg~2,000kg程度の重さが
お家にかかってくることになります。

数値にして考えてみると
雪が積もるか積もらないかで
お家にかかる力が
大きく変わってくることがわかります。

建物にかかる重さのことを
もう少し考えてみると、
雪を支える屋根自体にも
もちろん重さがあります。

昔によく使われていた
瓦ぶき屋根でふき土がある場合、
約100kg/㎡の重さにもなります。
屋根の大きさが20坪の場合では
6,600kgほどの重さになります。

iKKAでよく使わせていただく
ガルバリウム鋼板の場合は
下地を含めて約40kg/㎡のため、
屋根の大きさが20坪の場合では
2,600kg程度となります。

屋根の素材がかわるだけで、
4,000kgの重さが変わってきます。

だから瓦がダメということではなく、
重たい瓦を使うのであれば
重たい屋根としてしっかり計算をすることが大切です。

重さという視点から
屋根一つ見てみても
そのときどきの状況によって力の加わり方は変わってきます。

お家づくりをしていく中では、
そのときの一時の考えて判断するのではなく、
長い目でみながらお家づくりを進めています。