こんにちは。iKKAの伊勢村です。
日増しに寒さがつのってまいりましたが、皆様、お変わりありませんか。
日に日に秋の深まりを感じる今日この頃です。
お家づくりも上棟を迎えると、これまで図面でしか分からなかったものが、スケール感をともない見える形で表れます。
お施主様にとって家づくりを実感する楽しい時期ではないでしょうか。
上棟が終わると、木材の継ぎ目部分を金物で固める作業を進めていきます。
柱や梁と呼ばれる構造部材はその材料の端末をプレカット技術により「仕口加工又は継ぎ手加工」により接続され金物により補強を行います。
設計時に、力の流れや建物バランスを考慮して、どの材に何が付くのか決められている構造金物ですので
決められた場所に正しい方法で施工されているかを一つ一つ確認していきます。
写真の金物は、柱と横架材(梁)を接合する金物です。
金物によってきちんと効力を発揮させるために釘、ビスの種類や長さが定められ留め付け本数も決まっています。
この場合は、90mmのビスを梁に2本、45mmのビスを柱に5本留め付けます。
ビス頭の形状、色も一つずつちがうので間違わないように、それと過締め付けにも注意します。
計算書の通りかどうかをチェックする事も大切です。
ただ取り付ければ良いというものでもありませんし、取付方法、取付ヶ所も決められた通りにしなければなりません。
木の持っている本来の力と、さらに計算書によって、これらの構造・金物がプラスされ、
強固な建物になっているのです。
手のひらに納まる大きさの金物でも大きな力に耐えることができ、隠れたところから、お施主様をしっかり守っています。