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お手紙

お客様の声|滋賀県栗東市 Uさま

iKKAのみなさま

引っ越しをしてもうすぐ4カ月すごく寒かった引っ越しの日からあっというまに夏になってしまいました。まだまだダンボールから出てこれないものたちがたくさんいますが、やっとこちらの生活にも慣れてきました。

主人は主人で手紙を書いているそうなので、今回は妻目線からのお手紙を書かせていただきます

☆きっかけ☆
私は勤め先で御社のお手続きを毎回させていただいておりました。ある日、番号札をお渡ししたことをすっかり忘れて返却してもらうのを忘れて事務所まで取りに行かせてもらいました。そのときに御社の事務所で模型をみせていただいたのがきっかけです。
このテイストは主人が好きなんじゃないかなぁと…。それからもお手続きしたときに少し社長とお話させてもらう中で、社長のこだわりとかが知れて、またまた主人が自分のこだわりを話せる安心感を持ってくれるんじゃないかと思いました。そして、iKKAのみなさまと主人を引き合わせることに成功し(笑)ご縁をつくることができたのでした。

☆建てていく中で☆
主人も私の読みどおりノッてくれて打ち合わせの際にいろいろな話をきいていく中で一生に一度の買い物を御社に任せられるという安心感と主人のこだわりを実現させてくれる信頼感がふくらんでいきました。主人も木原さんと設計の話をしているのがすごく楽しそうでした。

☆さいごに☆
私の自宅のまわりにはたくさん御社の設計の家が並んでいますが、やっぱりどれも同じじゃなくてその住む人の個性が出ていてそれぞれに味があるいい家ばかりだと思います。
山科から移ってきて不便なところはたくさんありますが、この家に住めて、主人の理想をカタチにしてくれた御社にとても感謝しています。私のタタミスペースはほとんど私専用です☆

これからも長いおつきあいになると思います。また、いろいろお願いもするかと思いますがよろしくお願いします。


ダイコーホームの皆様

思い返せば、娘が小学校へあがる前に、住まい地が決まるよう奥様にお尻をたたかれて、土地探しから始めたものの、建築条件なしで、環境、コストのバランスのよい土地も見つからず、土地の売買、住宅建設に際して、日本の不動産業社、住宅メーカーが日本のややこしい制度・手続きの中で、いかにシステマチックに成立しているかを改めて思い知らされている時期でした。

また、自身で図面を描き、申請をし、現場管理も行いたいという思いはありながら、日中別の仕事をしながらこれを実現する困難さについてもより現実的に感じており、一時は自分の思い描く家づくりができないのであれば、いっそマンション購入という選択肢も考えていた時期でした。

奥さんの務め先のお客さまとして親交のあった御社(というか辻川社長ですが、、、。)の事務所へお邪魔しお話を聞かせていただいたのは、家づくりの第一歩の踏み出し方を迷いあぐねていた、丁度そんな時期でした。

実は、土地探しをはじめる当初にも奥様からは御社の紹介を受けていたのですが、一度伺ってしまうと、私の思い描くようなお相手でなかった時に奥さんの手前もあり、お断りしにくくなるのではという懸念があったため少し避けていました。しかし、ふとした機会に、御社事務所建物が、実は以前前を通りかかった際に私が気になっていたファサードの建物であったことが分かったため、重い腰を上げお会いする決意をしました。

事務所を訪れ、事務所内の雰囲気、社長やスタッフの方の出で立ちを拝見した瞬間に、私が事前に築いていたバリアが消し飛んでしまいました。
お会いするまでは正直、かなりガッツク感じでこられるのかと(笑)、内心警戒していましたが、とりあえず、家づくりや土地探しについて悩んでいることや相談があればきいてあげるよ。といった雰囲気で、人生の先輩としての立場でお相手いただけたことが感じられた出会いだったのが印象的でした。

事務所に設えてある家具や、事務所内の設え、会社案内のパンフレットのテクスチャーのチョイスにも手作り感を大事にされていることが細部まで感じられ、また建築やデザイン関係の雑誌や書籍が備えられていたことから、この相手なら・・・と思い、御社にお願いすることを決めました。
(今振り返ると、僕の中での最後の決め手は、iKKA刻印入りの会社案内のパンフ付属の金属リングだったような気がします。)

ともすれば、だれも目にもとめないような、なおざりにされそうな細部にこだわりをもって、しかもなんならちょっとそれを楽しみながらものづくりをされているように感じたことを覚えています。

GOD IS IN THE DETAIL(神は細部に宿る)を常々体現したいと思っている私にとって、非常にうれしい発見(=出会い)になりました。こんな会社で家づくりを。というよりは、僕もこんな会社で仕事がしたかったなぁ。という思いの方が強かったような気もしますが(笑)

この出会いによるご縁でこちらにお世話になることを決めてからは、なんとも言えないワクワク感と高揚感に突き動かされるようにまさに堰を切ったようにという表現が合うように、マイホームへ向けて一気に駆け出しました。

たまたま、御社が関わられていた分譲の土地購入を決め、実家の直近に住んで欲しいと願っている私の両親を説得し、なんとか振り切り(笑)、外観・内観のイメージスケッチパースの束を木原さんに渡しプランの検討を進め、奥さんと子どもそっちのけで木原さんと設計の詳細打ち合わせに没頭し(笑)、また並行していろんなお宅のオープンハウスにも参加させて頂き、現場が始まってからは、毎週末欠かさず山科から栗東の現場までのぞきに行き、保育園を移ることになる子どもにも、栗東の地に少しでも慣れてもらいがてら近所を散歩し、、、。

この間、非常に慌ただしいながらも毎日がいきいきと楽しく充実した日々を過ごしていたように思います。
家づくりをするということは、自分の生き方、家族の生き方を改めて見つめなおす行為であるということを再認識しました。
自分や家族にとって大事なもの、なんとなく大事と思っていたけど、実はそうではないもの。
これまで以上に大切にしたいこと、これから育んでいきたいもの、これから変えていきたいもの、、、。

自分にとって住まい・家とは何か、家庭とは何か、家族とは何か、自分とは何か、親とは、子とは、、、。簡単に、またそんなシンプルに答えが出せることではないけれど、計画図面とにらめっこし、また図面修正を加えながらそんなことを何気なく考える時間が多かったような気がします。

最終的に、私がこの家づくりに際して、芯として貫きたかったのは、
 ・SIMPLE : シンプルであること。
 ・HONESTY: 自然環境に対して、また素材・材料に対して正直・素直であること。
 ・MARGIN : かっちりつくり込みすぎず、空間・用途に余白を残すこと。
の3つだったかと思います。

環境や立地、費用や法的縛り等の様々な制限の中で、完全にすべてが望むとおりにはいくことはありませんが、その中において、すべてが非常に高いバランスで結合してくれる結果となったと感じています。

ひとえに、iKKAとの出合うことができ、一緒になって家づくりをさせていただけたことに尽きると思っています。

ご一緒する中でも、印象的だったのは、私の提案に対して何度かはしっかりとそれは避けた方がよい、と明確に助言をいただけることがあった際に、本当に私達に寄り添うように家づくりに携わっていただいていると感じる瞬間がありました。
向かい合っているというよりは、横に並んで一緒に同じ方向を向いて進んでくれているような、、、(分かりにくくて、スミマセン(汗))

長年、家づくりに携わっていると、逆にその大変さや、それに係る苦労にも数多く接する機会が必然的に増えてしまいますが、iKKAの皆様においては、家づくり・建築に対して非常に真摯に、また継続して挑戦していくことを前向きに楽しみながら、取り組まれているように感じました。

ともすると、引っ越し等の慌ただしさに乗じて、引き渡しに関しては、形式的・儀礼的な形になってしまいがちですが、テープカットという憎い演出はおろか、使用するハサミ、更にはそのハサミの梱包に至るまで、抜け目のないこだわり・おもしろがりは、さすがの一言です。

この手の気づかい・こころづかいが、我が家の目に見える部分はもちろん、むしろ目に見えない部分にも確実にいきわたっていることを確信させていただける、感動的な計らいでした。

私たち家族に合わせて、大事に手間と時間を費やして設えていただいた家で、数か月生活させていただいて感じたことは、何かに例えるなら、老舗のテーラーにオーダーメイドのジャケットを仕立てていただいたような、そんな満足感と充実感、そして少しばかりの贅沢感。意味もなくこのジャケットを羽織って人と出会いたくなるように、このジャケットを着ていること自体が自身の活力の糧となるような、そんな気分に包まれながら、日々を過ごしています。

季節や天候の移ろい、体形の微動、日常生活に伴う様々な動きを許容しながらも、それでいて丁度いいサイズ感、フィット感を実現してくれる、大切な愛着ある1着。このジャケットに見劣りしない自分に成長したいと思わせてくれる1着。といった雰囲気でしょうか。

こんな例え話を書いていると、なんとなくこんなイメージが出来上がってしまったので、失礼は承知で書いてみます。(笑)

【劇タイトル】iKKA裁縫店
【キャスト】
こだわりジャケットを欲しがる数少ないお客がいることを大切にし、世間にこういった店がなくその要望を満たすべくオーダー専門店を自身で開き、賛同するメンバーを集めるオーナー
→ 辻川社長

オーナーの考えに共感し、お客さんの求める仕上がりを実現するための生地選び、工法選定に情熱を捧げる番頭さん。人一倍このお店を愛し、大事に思っている。
→ 圭吾さん

お客さんの体にフィットする形・立体を思い描き、これを実現するための型紙作成、裁断をし、微調整を繰り返しながら、デザインを実物に仕立てあげていく職人さん。
→ 野村さん

工業化されすぎた量産型ジャケットに疑問を感じ、オーナーの店に転がり込む。以降、このお店でお客さんへ一点物のデザイン・シルエットづくりに没頭するデザイナーさん。
→ 木原さん

使い込まれて、ほつれた糸や傷んだ生地に、お客さんの生活を想像し、微笑む、修繕職人さん。傷んだジャケットに手を加えながら、修繕後のジャケットに再び袖を通すお客さんの顔を想像し、また微笑む。
→ 寺本さん

お店の面々やお店のつくるジャケットが大好きで、町の皆にそれを知ってもらい、身につけて欲しいと願い、お店を覗いた際に、別のお客さんのお渡し直前のジャケットについての紹介を丁寧にして下さるデザイナーさん。
隣で、縫製をしながら、そのディテールや工法の解説をして下さるエンジニアさん。
→ 事務所の皆様

なんだかよくわからない手紙になってきましたが(汗)、最後の締めくくりとして、このお店を想像してみると、こんな素敵な、希望と感動とぬくもりに溢れたお店に、偶然とはいえ、お客さんとして、迎えられることとなった私はやはり、非常に恵まれたお客であると思わざるを得ません。
また、私自身も、やはりオーダージャケット(例えですが)に係わるすべてが大好きで、このお店が信用するに足るという目利きのおかげで、この店にお世話になることができたことも、それと同じくらい嬉しく思います。

大切につくっていただいたこの家を、これから大事に育てていくことが、その恩返しになると信じています。
この家ともども、今後共、末永いお付き合いのほどよろしくお願いします。