滋賀県大津市の高台地。一望できる街並みの向こうには、琵琶湖と対岸の山々が広がります。
美しい景色とのんびり暮らしたいというご夫婦の想いと共に、
先の暮らしを見据え、コンパクトで豊かに暮らせる住まいに。
畳のリビングでは、冬はこたつでくつろぎ、
縁側や座れる窓台、二階のテラスデッキなど景色と共に居場所を選べる晩酌のひととき。
お家で過ごすこれからの時間を、心豊かに過ごせるように。
朝の光をたっぷり迎え入れる、心地よい住まいとなりました。
| 種別 | 木造2階建て |
|---|---|
| 場所 | 滋賀県大津市 |
| 敷地面積 | 294.68㎡（約89.1坪） |
| 延べ床面積 | 87.77㎡（約26.6坪） |
| 耐震性能 | 耐震等級3相当 |
| 断熱工法 | W断熱工法（外断熱+内断熱） |
| 断熱性能 | UA値 0.46W/(㎡・K） |
| 気密性能 | C値 0.37㎠/㎡ |
| 創エネルギー | 太陽光発電 8kW |
| 家族構成 | ご夫婦＋お子さま2人 |
琵琶湖の向こうの山際から、朝日が昇る様子を眺められるリビング。青く澄み渡る空と、街並みを一望できる、高台ならではの豊かな風景が広がります。
今年の初日の出をこのお家で迎えたというご家族。「家から初日の出が見られるなんて、感動しました。」と嬉しいお言葉をいただきました。
玄関まで少し高さのあるお土地。緩やかなスロープで繋げ、自転車を押しながら自転車置き場(格子の裏側)までスムーズに。洗車好きなご主人のために、駐車スペースは広々と。
LDKは勾配天井とし、広がりを感じる空間に。窓に向かって高さを落とす設計で、目線を外の景色へ誘います。畳で過ごすときも、椅子に座っているときも、居心地のよい空間です。
製作キッチンの収納扉は木で作り、淡いクリーム色に。取っ手部分は、木の質感を残し、すっきりと。正面の小窓からは、琵琶湖の景色が映り、右手の小窓からは山が望めます。
キッチンはL字型なので、料理や洗い物をしているときにリビングに居る家族と会話をしたり、窓の方に向いて景色を眺めたり、その時のシーンに合わせて。
畳リビングは、座る場所を限定しないので、小スペースでもゆったりと過ごすことができます。家族が集まって過ごしたり、ごろんと寝転がったり。小上がり部分に腰かけて夜景とともにお酒を楽しむことも。
二階に上がると、ご主人のリモートワークスペースの側に、「お楽しみデッキ」があります。お酒好きなご主人が晩酌を楽しめるようにつくったスペースで、イスに腰かけたとき、丁度景色が見えるよう、塀の高さを少し低めに設定しました。
「山桜の家」は、外の景色を取り入れ開放的でありながら、冷暖房効率が高い快適なお家になるよう計画しています。さらに、今回は太陽光発電も取り入れました。省エネ、創エネは、美しい自然を守るためにも配慮していきたい事柄ですね。
