天井面に使う無垢の木の良さ

こんにちは。iKKAの高田です。

先日、進行中のお家の様子を見に現場へ行ってきました。
大工工事が進む中で、天井の板張りを施工して頂いている所でした。

玄関の扉を開けると
目線の先に中庭が見える窓と天井に貼ったこの無垢の木の天井が見えてきます。
まだ工事途中ではありますが、お家に帰って来た時に窓の外の植樹や無垢の木が心地良く迎えてくれる玄関になると感じました。
10年、20年先も「ずっといい家」となるよう、日々考えてご提案をしていますが、
無垢の木はお手入れをしながら長く使え、愛着を持って接することができる素材ですよね。

そんな無垢の木の良さを存分に感じて頂けるお家づくりには色々な方法があると思います。
例えば床材に無垢の木を使う場合、素足で歩く時の肌触りなどが楽しみの一つになりますよね。

今回は天井面に使う無垢の木の良さを、考えてみたいなと思います。

まず、床や壁とは異なり天井面は触ることは出来ませんが、家具等で隠れることがほとんどありませんので、
視覚的な効果が一番大きい所だと思います。
視覚効果と言っても様々あり、木目を活かした演出や重厚感、広がり、視線の誘導などが考えられます。

上の写真のように無垢の木の表情をそのまま楽しめる空間づくりは心地よく過ごす癒しにも繋がることですよね。
樹種を選ぶ際は、床の無垢材と色味が近いものにすると統一感が出て、空間としてまとまり易くなりますよ。
今回はナチュラルな印象のあるホワイトオーク材を選びました。
表情が異なる板状の無垢材を一枚一枚バランスを見ながら順番に貼って頂いたのですが、
「目透し(めすかし)」と呼ばれる目地ラインが入る材料ですので、板の厚みも感じられ、空間に重厚感が得られています。

視覚効果を利用して空間を広く見せるために、
上の写真のように天井面の長手(ながて)側(長さの長い方向に平行)に貼ることで、
のびやかな印象になり、また目地のラインがはっきりと出ることで奥行きが強調され、より広く感じます。

次にiKKAで建てさせて頂きました『松田の家』のリビング空間です。
こちらも天井に木を使うことで、多くの効果が得られていると思います。
天井は屋根を支える野地板という材を、仕上げとしてそのまま見せています。
野地板材は構造用の針葉樹合板ですので、節の表情などが存在感のある印象ですね。
先ほどの板状のものとは異なり、面材として天井面を構成しますので、
方向性がない分、木の印象がそのまま残る感じがします。
そして野地板を受ける化粧の梁材が軒先へと流れていき、こちらも空間の遠近感が出ています。

少し難しい話しとなってしまいましたが、
床材と天井材を木とすることで、空間の広がりを感じつつ、木に包まれているような印象のお家となります。
無垢の木を天井に取り入れると、居心地の良さはより一層高まると思います。

木のお家づくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さいね!