かたちが先か 構造が先か
こんにちは、iKKAの小林です。


先日、東京で開催された

構造研修に参加してきました。

最寄りの駅から研修場所へ向かって歩いていると

頭上に圧倒的な迫力をもった建物が現れました。
見たことがある建物だと記憶をたどってみると

中学校の修学旅行で来た「江戸東京博物館」でした。



1階が自由に行き来のできる吹抜け空間のピロティを

4本の大柱が支えていて、

吹抜け上部の床は柱から43.2mもはねだしています。



設計は菊竹清訓氏で、

「出雲大社庁の舎」や「大阪万博 エキスポタワー」

を設計された日本を代表する建築家です。



実は滋賀県でも

「西武大津ショッピングセンター」を設計されています。
ひな壇状に重なるテラスと造形的な避難階段が特徴の建物です。

避難階段という裏方の印象が強い要素を道路側へ出し、

地域に開いた建物としての象徴的な要素として設計されています。



学生時代に一番最初に興味を持った建築家で、

いま見ても先鋭的な建築を数多く残されています。



写真2枚の構造設計は2つとも松井源吾氏です。

あまり構造設計者の名前が表にでることはないのですが、

巨匠といわれる建築家の影には必ず実力のある構造家がおられます。

学生時代に松井氏の建築に触れる機会が多かったこともあり、

構造デザインに興味を持つきっかけをもらいました。



建築を考えるときに

意匠から設計をしがちになりますが、

構造を同時に考える、

さらには構造を意匠としてデザインする方法を知りました。



かたちが先か 構造が先か

という議論があるのですが、

両者がうまくかみあうことが大切だと感じています。



懐かしい思い出にひたりながらの

東京での構造研修となりましたが、

内容はとても充実しており、学ぶことが多くありました。



今回の構造研修のテーマは

「木造建築物の基礎設計」でした。


木造の構造設計をするうえで

「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」

という指針となる本があるのですが、


そのなかで触れられている基礎梁について

「拡張連続梁方式」という考え方で

より詳細に検討していくという内容でした。



研修はより専門的で詳細な内容になっていきますが、

今回学んだことを社内で共有し、

お家づくりに活かしていきます。